ドモホルンリンクル無料お試しセット

半分ネタだが、半分本気で注文したセットが届く。

これまで年齢を告げた相手から「ドモホルンリンクル使ってるんですかー?」と10回以上はいわれたことがあるけれど、一度も使ったことはない。
…とさりげなく過去の自慢をしてみたが、ここ半年は肌荒れがすこぶる激しく、顔が赤らみひりひりと痛くなる。
朝食を食べれば痛い。
お湯で洗顔すると痛い。
興奮して議論すると痛い。
夕方になれば痛い。
飲酒をすれば痛い。
カレーを食べれば痛い。

特に最後の例が不可解だけれど、たぶん体温が上がると顔の毛細血管が活性化し、炎症を起こすってことではないか。

いよいよ皮膚科へかけこむ前に、あれこれとよさそうな化粧品を試しているなかのドモホルンリンクル。
実は前からその独特の成分表示に、漢方ごころ=カンボワごころをそそられていたのだ。
たとえば……

洗顔石鹸の七変化の根、西洋白柳の樹皮、ダマスクバラの香油。
柔肌パックのザクロの果皮、ユキノシタベルガモットの果皮。
保湿液のシロキクラゲ、泉州の水茄子、温州みかんの果皮。
美活肌エキスのイリスの根、キハダの樹皮、月桃葉のエキス、マルメロの種子。
クリームの黒米、キャッサバ、アコヤ貝、アルテミアエキス。
乳液のルリジサの種子、ヘーゼルナッツ、クリスマムマリチマムの花と葉、芍薬、月下香、馬鈴薯の地下茎。
そして複数の製品に使われている長白参の根と阿蘇の水。

再春館製薬は、確か山口組系のその筋の人の妻が一念発起して熊本に興したという、ちょっと毛色の変わった企業である。
先入観もあったけれど、製品にかぎっていえば使用感はなかなか上々。
人工の香料ではない植物の香りが心地いい。

柔肌パックしながら読んだパンフレットのQ&Aがなかなか面白い。

「言葉の響きで勘違いされる方もいらっしゃいますが、ホルモンとはまったく関係ありません」
それは勘違いする方がどうかと思う。
「ドホルモン」ならともかく。
ちなみに「ドモ」とはラテン語で抑制のこと、「ホルン」はドイツ語で角質のこと、「リンクル」は英語でしわ。
つまり「お肌の衰えを抑制する」という意味……だそうだ。
そうだったんだ…

「会社名を伏せて送ってもらえますか?」
やはりドモホルンリンクル使ってるなんて、人に知れたらまずいということか。

もしこのあとお買い上げすることがあっても、誰にも秘密にしておこう!