宮城・岩手内陸地震

東北への憧れが募っている折り、本来ならこの土日で訪れるはずだった。
つねに問題含みのnorah家では、近頃おちおち全員で旅するような機会はない。
問題人がつかの間落ち着いているし、6月のこの週末にでもという予定だったが、フットワークの重い人々のこと、何かとグズグズいっているうち立ち消えになり、苛立たしく思っていたところだった。
旅立たずに正解でした。
そういえば秋葉原の事件の日、あの交差点に面した店で働いている身内の者がたまたま休みをもらって難を逃れたと伝え聞いた。

しかし子供が作り上げた砂の山を飽きてぶち壊したあとのような、無残な姿をさらす被災地。
都会の天災は想像を絶するが、山里に孤立する、道路や橋が細切れになり行き場がなくなるという不安も相当なものだろう。

しばらく現地は大変だろうが、でも別のみちのく行きも実現するかもしれないしな、とパソコンに向いながら眉間に皺を寄せている。
最近、研究作家のことを考えると、自然と眉間に皺を寄せてしまう。
困ったものだ。