大相撲初場所千秋楽

一敗同士の青白対決を見る。
ふたりの力士の立ち合いの、何というこの緊張感。
こんなに真剣に見るのは何年ぶりだ。
右四つに組み、上手を取ったのは白鵬の方が先。
激しい引きつけ合いで、土俵の砂ががーっとめくれる。
吊られて一瞬宙に浮くもあわてることなく持ち直し、左手からの上手投げで朝青龍を叩きつける。
座布団、座布団!(投げているつもり)

実はここのところ、久しぶりに連日相撲を観ていたのだ。
朝青龍は結果こそ12勝とはいえ、終わりの方の2、3日を除き、その内容は総じてあまりよいとは思えなかった。
脚に力強さがない。攻めるのが遅くて、ぐだぐだしてからようやく勝つ。
そもそも全然応援してないのだが、でも今日の千秋楽、白鵬の対戦相手としては不足なく、その意味では盛り上がってよかった。

優勝決定後、白鵬の体が大写しになったが、本当にいい体だな。
柔らかそうな、大きな筋肉。
ほんのり桜色の肌は、頬も肩も胸も、照明を受けていつもつやつや光っている。
お金持ちだったら、谷町になりたいなー。
白鵬には、今場所を機にますます本格的な横綱になってほしい。