謹賀新年

闘いのお正月を迎える。
家族単位のことは、すべて闘い。
何かの小説で、ダメダメな家族の一員である男の子ががんばって手づくりコロッケを作り、夕食にふるまう、それで何かを変えようとするという場面があったけれど、私なんかもうずっとそんな感じです。
まあ、効果はある。
自分はハレの場だけで必要とされる人間だなあ、と思い、孤独に身がひき締まる。
否応なく父権的、啓蒙的にふるまってしまうことにも、いつもながら困憊する。
それでも腐りきった成人のいる空間を、若い世代に受動的なまま見せちゃいけないと強く思うので、何か意識的にやらないわけにはいかないのである。
くつろぎのお正月、静かに自分のことだけに打ち込めるお正月など、たぶん当面ない。

元旦の夜は、初夢を覚えていようと決意して布団に入るが、風邪は悪化し精神的にも打ちのめされて、一睡もできないまま6時半になってしまう。
それから少しうとうとしたが、初夢の内容を一生懸命覚えようとしているという悲しい夢だった。
今朝は、普段親しくしている人や過去に親しかった人がにぎやかに登場する楽しい夢を見た。
でも某大学で授業をしようとしたら、喉が痛いのに教室がどんどん伸び広がって、怒鳴らなきゃならないところはつらかった。

そんな感じで今年も障害が多いに決まっているが、何とか博論をちゃんと書き上げてすっきりしたいと思う。