ワークショップ尽くし

この時期はワークショップ尽くし。
ケニア聾学校の子供たちがヒップホップを踊る映像が印象に残る。
というのは、私は音が聞こえない世界というのを非常に恐れてきたから。
視界が閉ざされるというのは普通に誰でも怖いが、気配がわからないというのも致命的に怖い。
でも人はたぶん五感や、それだけでなく体の器官や何かを総合的に組み合わせて周りの世界を感じているのだから、聴覚がないだけですべての気配が遮断されることもないのだろう。
というかこの子供たち、皆すごくいいリズムで、息をあわせて踊っているのでびっくりした。
この映像はケニアの子供たちのほか、YouTubeから採ったさまざまな映像の断片を組み合わせ編集されているのが面白く、真似したくなる(メカに弱いのでやり方がわからないけど)。
実はYouTubeで時を過ごしてしまうことが多いのだが、パフィー中島美嘉の歌をくり返し聞いて練習するという、ものすごく頭の悪い活用法がメインであったので、ひとしきり反省した。
こういうアーティスト名などで検索すると、自分が歌手になりきってパフォーマンスをしてる一般人の映像など拾ってしまってムカつくけど、こういうものの中にこそ、もしかしたらすごく面白いものが混じってるのかもしれない(いいのを探すのにはてしないロスがありそうだが)。
フランス版のDaily Motionなどはどうなのだろう。
いい素材に溢れているのでしょうか。
私はエメ・セゼールの映像とか、研究関係のまじめなものしかチェックしてないのですが。

今日は会場でK1の審判の人を見かける。
植民地主義関係がテーマだけあっていろいろな肌の色の人が来ているが、大半は学者だから皆顔つきは穏やかで、いかにも思索好きな感じがする。
K1の人だけ目つきの鋭さがやたら際立っているなと思った。