シミ2

(女性読者もいると信じつつ)
夏の間にできてしまったシミにお悩みの方、あわててケアをするのにどの製品を選べばよいのか、迷ってしまう今日この頃ですよね。
特に年季の入った色白タイプは、ひと夏過ぎればメラニン色素が不定形に現れて、放置すると悲惨なことになりかねません。
元コスメ・ライターが実体験からお話しすれば、美白は安物だらだら使いより、ちょっと高めで短期決戦が効果あり、と思っています。
選ぶ決め手は、認可された美白有効成分が含まれている国産メーカーのもの。
資生堂のアルブチンから始まって、20年もの長い年月、美白製品の研究に力を入れている国は他にないですから。
実際、数日から数週間で効果を確認済みなのは、花王エストのホワイトニング・フォーディメンションズとカネボウのホワイトニング・コンクルージョン、ただ今実験中なのが資生堂のHAKUメラノフォーカス2です。
エストは花王独自のカモミラETが有効成分ですが、昨年、ある日突然現れた濃いシミが一週間で薄くなったので驚きました。
(エスト、花王ソフィーナのメモリー・ホワイト[よくできたネーミング]とも、美白に関しては同じ有効成分が使われているそうです。私は実験精神で保湿成分も入ったエストを試しましたが、美白だけならメモリー・ホワイトがお得です)
今年も右目の下が同じ状況になり、マズイと思ったときに急遽試したのがホワイトニング・コンクルージョン
目の下のホクロと化してしまいそうだったので、これで選挙に出ればオヤジたちが投票してくれて当選するかななどとも一瞬考えたのですが、おかげで難を逃れました。
実はこれまでホワイト・コンクルージョンには今いち効果を感じられず、何のコンクルージョンももたらされないじゃないかと思ってましたが、緊急時には効果ありとわかりました。
前者の有効成分カモミラETも、後者のマグノリグナンも、名前からわかる通り、それぞれカモミールカミツレ)と白モクレンからの抽出物ですが、花の力でここまで、と恐れ入りました。
今シーズン鳴り物入りで出てきたHAKUのm−トラネキサム酸(アミノ酸)と4MSKはどうでしょうか。
まだ数日試したところで、効果のほどはお楽しみです。
ただし一度できたシミは、薄くはなってもそうそうは消えません。
作らないよう気をつけることが大切です。
好んで紫外線の強い場所――マルチニックだとかハワイだとか沖縄だとか――に出かけていっては高い美白に勤しむなど、少し前にやっていたCM――腹筋を鍛えながらケーキをむさぼっている女性に男性が「矛盾してない?」と声をかける――と同じタイプの愚挙だといえるでしょう。