夏の穴蔵

しかしいろいろ読みながら、私もものを書き続ける毎日だけれども。
いろいろの本の後書きに出てくるこういうのは、美しいと思うべきなのだろうか。
「何はともあれ、この仕事が完成したのは、快適な夏の穴蔵を実現してくれたわが家の魔術師、○○○○子のおかげである」
「今回も草稿を清書してくれた妻○○○に心から感謝の意を表したい」
「齢を重ねるにしたがって私の分身になった妻○○子は、食卓と読書机の区別のなくなった我が家で私設秘書の役割を果してくれた」
(強調:引用者)
立派な仕事というのは、誰かに雑用を任せなきゃできないんですかね。
こんな風につねに何かを免除されていて、「周縁」のこととかいえるのかね。
文豪や偉い学者へのやっかみかもしれないけれど、こういう姿勢からは見えてこないものがあると信じたいけどね。

女子サッカー代表の澤穂希とフランス現代思想鵜飼哲氏は似ていないだろうか?
両方知っている人などいないだろうけど。
澤の頬が最近こけてきたので、より似ていると私は思う。