酷暑に死す

カブト虫オス2匹が死ぬ。
去年飼っていたカブト虫の墓のとなりに埋めてやる。
成虫の寿命は1ヶ月から3ヶ月なのでいつ死んでもおかしくないけれど、朝見たら同時に死んでいたのは、もしかしたら信じられない夜の暑さのせいではないか。
室内に置いていたオスとメスのペアは元気。
ベランダの奴らはカブト虫らしい荒くれで、1匹だけもらってきたメスを入れたらDVしたりするのでちょっと私からは干されていた。
うちでは小さくて弱いのが優遇される。
どのみちメスは3匹のオスのどれからもなぜかもてず、小さいのからは無視され、荒くれからはウザがられて角で投げ飛ばされたりしていた。
カブト虫界における、もてる基準というのがわからない。

夏休みの課題は出口がようやく見えたところで、教授から新たな宿題をどかんと出され、重くなる。
しかし20代から30代半ばまで、自分に目をかけてくれる人なんて誰もいなかったという実感がある身としては、むしろ感謝もひとしおだな。
だけどこれじゃ自由研究なんてする余裕がない。
日によって右腕が異常に痛くて、まるで何もできないのも焦る。
インドメタシンもあんまり塗ったり貼ったりすると、かえってその部分の筋肉が痩せてしまうそうだから乱用できない。
(それにしてもなんかこの薬、名前のせいかガラムマサラとかスパイスが入ってそうな気がするね)
昨日は左手でパスタをうまく食べられるようになった。
そろそろ足指も鍛えようかと思う。

手すさびとリハビリに、即興でつくる切り紙が楽しい。