スピヴァクでなくエコパオへ

国立まで行って、スピヴァク先生の講演を3時間も聞くだけの体力がどうしても回復せず、残念ながら諦める。
別に生スピヴァクを見なくたって、どうせ活字になるはずだよね?
私はたぶん行けないけど、他にも東京と沖縄で何回か講演があるようです:
http://www.i-house.or.jp/en/ProgramActivities/ushiba/index.htm

腕が痛い上に頭も痛く、さらにふらふらしていて壁に頭を思い切りぶつけてよけい痛くなったので、スピヴァクを聞きに行く代わりにエコパオに行き、インディアン・ヘッドマッサージを受けてくる。
風通しのいい古い日本家屋で、ウクレレ島唄を聞きながらのマッサージ、思わず眠る。
しかし今週、整形外科での鍼が2回にヘッドマッサージが1回。
これでかろうじて生きているというのも、相当なところへ来ているものである。
バリバリ仕事をする人はたいてい元から体力があり無理の効く人、そうでなくてもずっと働きたいなら、自分の体をうまく回していく工夫をしないと、と整形外科医にいわれた。
私もまったく同感だし、できるだけのことはやってるつもりなんだけど。
腕の孔最のツボがひどく痛いのでそう言ったら、喉は痛くありませんか?と聞かれる。
前日に『カルメン』の「ハバネラ」を2コマ続けて大声で歌って、同じ日の夜に池袋の裏道の四川料理屋で死ぬほど辛い坦々麺を食べたら気管支がおかしくなって咳き込んでいたところだった。
経絡における孔最のツボって、腕の筋肉の痛みと気管支の障害がそれぞれ関係する地点なんだそうだ。興味深い。
ところでこの四川料理屋、羊の水餃子や鴨肉のクレープ包み、名物の坦々麺など、どれも安くてすごくおいしい店だった。
他に羊のビール煮込み、羊の鍋など魅力的なメニューばかりだ。
隣の店は水パイプを吸えるトルコ料理店で、全体的に怪しい雰囲気が蔓延していた。

昨夜は書評家の姉御(兄貴?)に教えていただき、ボーモアのカスクというスコッチ・ウイスキーを味わう。
シェリーが入っていた樽を使うためその香りがわずかに移るのだそうで、燻されたような香りがして本当においしかった。
さすが大人はこういうかっこいいものを知っているのだな。

無意識でいつの間にか注文していた山形のさくらんぼが突然1キロも届き、知り合いにもあげそびれ、この3日ほど食べ続けだった。
さすがに甘く肉厚でおいしい。
今日あたり食欲がなく、さくらんぼしか食べられなかった。