ブルターニュのキャラメル、娘、マチスモ

最近「日本上陸」したブルターニュのキャラメリエ(こんなの日本語か?)「アンリ・ル・ルー」でお買い物。
ちょっとしたプレゼントを探してたのでちょうどいいと思って。
夢中になってしゃべっていたので後で気づいたけど、順番待ちの列にゆうに20分以上は並んだ。
CBS(Caramel au beurre salé)と呼ばれるゲランドの塩を使った有塩バターのキャラメルが名物で、ブルターニュと日本の伊勢丹でしか買えないんだと。
人にあげるCBS詰め合わせと、自分用に6種類入りの「アソルティモン・ドゥ・キャラメル」(!)を買う。
CBSを食べてみると、ああこれって懐かしい、グリコ・アーモンドキャラメルの味。
などといったら有り難味もないというもので、いや確かに全然やわらかくて、まったりと濃い。
だけどいったい一粒いくらするんだよ?

ブルターニュへは行ったことがないけれど、実は「土地の名―名」的な憧れがある。
それからケルト文化とか、荒々しい断崖とか、大西洋の塩とか。
なんか結局、そういうブルターニュのイメージにくらくらっと踊らされて買った気がする。

マルチニックでお世話になった人から「娘は元気か?」とのメールをもらう。
何度読んでも私宛てだし、そのように読める。
私って娘いたの?
それともそんなホラを吹いたのかな?

子供もいないのに、思いきり父権的にふるまったので疲れ果てた。
私はマチスモなんて三度のメシより嫌いだけれど(アレ?)、年に何度か自分自身が演じなければしょうがない時がある。
その間隔が最近どんどん狭まっている。
ああもう分娩しそう!
本物の馬鹿と対峙するにはマッチョにふるまうより方法がないのだ。
それってつまり、どう考えればいいのかな…
いずれにしても本来いやなことだから、毎度とても後味悪く、ダメージも大きい。

線香花火の最後にできるオレンジ色の玉そっくりな満月。
じいじいいってるようで不気味だ。
トマトの花が咲きました。