ヴィーコ、イチゴ収穫、細木数子他

ヴィーコによれば、古代ローマでは、humando「埋葬する」から、humanitas「人間性」という言いかたが生まれたそうで、その解説としてサイードは「埋葬するとは、ヴィーコの解釈によれば、差異を生み出すということ」と言っている。
というのは上村忠男が『歴史家と母たち』で書いているのだけど、そうかそうだよねー。
何だかじーんと響く言葉である。

初夏めいた気持ちのいい一日。
Tシャツ一枚でいられる季節も近い。どんなお洒落をするよりうれしい。
冬中着ていてだいぶ汚れた白のダウンコートをようやく洗う。
洗濯機で洗えるというのも驚きだけど、その際テニスボールを一緒に入れて、洗っている間中コートの上をころがるようにしておくこと、と店でアドヴァイスされた。
ダウンが偏らず、均等になっているよう保つためだとか。
あいにく家にはテニスボールもゴルフボールもなかったので、そのまま洗ったけれど、晴天ですぐ乾いたし、何の問題もなかった。

ちびイチゴ一個を収穫。
どうせ酸っぱいんだろうと思いつつ(イチゴへの)お愛想で食べたら、すごく甘くておいしかった!
今までの収穫分は買った時すでについていた白い実が熟したものだけど、今日のはプランターに植え替えて以降に実になったもの。
土がよかったんだろうか。

小さい店や家がひしめく裏道をくねくね歩いている途中、電話がかかってきたので一瞬立ち止まりケータイを耳にあてたその瞬間、前の家から出てきた赤いエプロン姿の細木数子と目が合った。
アアびっくり。
夢ではなく、今日の昼にあった本当の話。

昨日は久しぶりによく歌った。
さよならありがと、一色、見えない星、アジアの純真、春咲小紅、影踏み、飾りじゃないのよ涙は、タイムマシンにおねがい、赤道小町ドキッ!、ミ・アモーレ……(あと何だっけ)
中島美嘉はキーが合っていて意外に歌いやすいことを発見。歌も好き。