シンクロ雑感

今日からのシンポジウムの裏方(現実の生活)と世界水泳のシンクロと世界フィギュア(テレビの世界)が完全に重なってしまい、心が千々に乱れている。
スケジュール表を作ってみたけど、うちはW録もできないし、体調は悪いし、プライベートの厄介事もあるし。
シンクロの今のところの感想と展望。
フリー・コンビネーションではアメリカの成長ぶりを感じた。
シルク・ドゥ・ソレイユ「オー」(ラスベガスの水中バレエショー)の振付師が見ているだけあって、造形は一番洗練されていた。
バランシンの幾何学的なバレエを見ているようで、コスチュームの色と黒いラインも造形に組み込まれているのがすごい。
期待していたスペインだが、今回の「キャッツ」は「ダリ」の新奇さに比べると平板に思える。
ロシアと日本はいつもどおりだけど、テクニカル・ソロの原田早穂のきびきびした演技はよかった。アメリカのクリスティナ・ジョーンズも。
でもソロはフランスのヴィルジニー・デデュー(ドゥデュー[Dedieu]だってば)が出なければ話にならない(22日(木)ソロ・フリー決勝)。
以前より上腕の筋肉がすごくなっていて、シンクロ選手にはあまりない体型。
どうしてもギエム(ギレムだってば)が遂げた進化を連想するが、演技はどうなるのか。
ただ私としては、華奢な女の子が鼻栓もつけず、シンクロ特有の機械めいた動きもせず、人魚のように自在に泳ぐさまに胸打たれていたので、今回のドゥデューにどんな感想をもつことになるのかわからない。
あと、前から注目していた中国の双子・蒋姉妹(蒋なんとかと蒋文文)。あのスタイルのよさとあの恐いぐらいの揃い方に、鬼の井村コーチの手が加わったらどうなるのかは楽しみ。
中国のチームのほうも楽しみだ。