ストラ氏の隣で

ラシド・ブシャレブ監督の『現地人部隊』(原題:Indigènes、ベルギー=フランス=アルジェリア=モロッコ、2006)を一日だけ上映するというので出かけたら、開始25分前に着いたのに満員で断られる。
そんな予感もした……。
フランスで見た何人もの人から勧められたので是非この機会に、と思っていたのだが残念。
第二次大戦中にフランス兵として徴兵された4人のアルジェリア人を主人公にした話で、出演した5人の俳優がカンヌで最優秀男優賞を受賞したのだそうだ。
一般公開すればいいのに。
しょうがないからホールのカフェでお茶していて、狭い座席のすぐ隣に座った大柄なフランス人が押し寄せてくるなあと思っていたら、バンジャマン・ストラ氏であった。
ストラ氏はマグレブ専門の歴史学教授にして、アルジェリアのドキュメンタリーなども制作している人。
一緒にいる人とアルジェリアの映画の話をしているのが聞こえてきて、もしやと思ってチラシの写真を確認して本人とわかったのだった。

久しぶりの雨の匂い。
気圧が下がると偏頭痛は起こるけど、この匂いがやっぱり好き。
今月は自分のためのまとまった時間は全然なしで、週末の仕事に向けてそろそろ胃も痛んできた。
それから私はいろんなものでお腹を壊すけど、美味しい生チョコレートもダメという悲しい事実に気づいた。
そのわりに昨日も百貨店のチョコレート売り場で、意地汚くもいっぱい試食する。
やっぱり美味しい。
喉がやや痛いのが恐怖なので、ここのところ信奉しているラベイユのプロポリスキャンディーを買って舐め続ける。
この妙な味が免疫力をつけてくれる気がするのである。
まあこれも「あるある」の影響だったかもね。