納豆の件

あるある大事典Ⅱ」放映直後に納豆を買った件、最初は私も「馬鹿だよな〜」としおらしく反省してたが、見識ある男どもの愚民扱いがあんまりしつこい。
ついには記者だかキャスターになった後輩まで、夜のニュースでこの問題をリポートしていた。
いいかげんムッとする。
だいたい私はまったく自慢じゃないが、今回に限らず「あるある」その他のメディアで取り上げられたものなんか、しょっちゅう買ってるのだ。
カカオ・ポリフェノールも赤ワインのポリフェノールもブルーベリーのアントシアニンも緑茶のカテキンも豆乳もにがり水もショウガも全部試してるよ。
1日で飽きるものもあれば、赤ワインみたいに最初から好きなのを太鼓判を押された気持ちになってさらに飲み続けてるものもあるよ。
何か効果があるかって?
ないよ。
たまにショウガとかこちらの体質にぴったり合うのもあるけど、そんな知識なら元からあるよ。
言ってることを鵜呑みにしてるかって言われると「今月の射手座の運勢」ぐらいに遊びで信じてるし、信じてないよ。
「壮快」と「安心」の新聞見出しに「体験者の驚き!爪揉みで血圧低下、歯痛、耳鳴り、うつ、不眠が治った!ウエストが7センチ、16センチ、23センチ減り、夢の小顔・小尻が実現」「黒酢バナナでどろどろ血が解消!便秘も下痢もなくなり、体重が5キロ、8キロ、15キロとドカンと減った!シミが消え、バストアップ、ウエストもきゅっと締まった!」なんて書いてあると、鵜呑みどころか記事さえ読まずにその場で試してるよ(注:単なる文体模写で引用ではありません。でもうまいでしょ)。
ライバル雑誌の魅力的な企画合戦みたいに見せてるけど、どっちも同じマキノ出版で編集部さえほとんど同じなことくらい最初から知ってるよ。
こんな効果が全部本当だったら、中高年の「壮快」「安心」読者は全員20代並みの体調と体形で、永遠に死ななくなっちゃうことくらい、読者だってわかってるよ。
私だって楽しい病弱ライフの一環として、ちょっぴり楽しいからやってるだけだよ。
こんなこと私は安倍政権の前から、小泉政権の前から、日本人が右傾化する前から、荒川静香イナバウアーをやる前から、イチローがヒーローになる前から、「あるあるⅡ」どころか元祖「あるある」の頃からずっーとやってるのだ。
他の人のことは知らないけど。
今回は番組で一日2パック食べろって言ったから、いつもの倍、3倍の量買っていった人が多かった分、仕入れが底をついたってことでしょう。
うちなんか少人数だけど、4人とか5人家族ともなると結構な量になるからね。
まあ、納豆は私にとって日常食だから、今後も普通に食べますけど。