履修漏れ問題

控え室で顔を合わす中国語の先生に、教材で使ったという中国語のDVD「赤ちゃんパンダの成長日記 /子パンダ ニウニウ」を借りた。
だんだん白黒になり、豚みたいな鼻も黒くなってく芋虫みたいなニウニウ。
かわいすぎる。泣けてしまう。
全国高校の必修科目・履修漏れ問題。高校授業のカリキュラムのことはよくわからないけれど、唯一私が思うのは「若者は世界史を学ぶべき」ってことだ。
別にその時期が中学でも高校でも大学でもいいと思うけど、とにかく若いうちに。
世界が今に至るまでの民族・文化同士の攻防とか思惑とかそれぞれの盛衰とかの流れ、国民国家が固定的なものではなく、時間をかけて流動しながら今の姿をとっていること。
そういうことをぼんやりとでも理解してれば、短絡的に他国を貶めたり、善悪を固定化したりするような「ウヨ」にはならないんじゃないだろうか。
日本史にしたって、よそとの交流も含めて理解するべきだろう。
アメリカで私が住んでいたあたりの学区では、高校の授業に世界史はないと聞いたことがある。世界史なら多少わかるのに、日本から転校していきなり英語でアメリカ建国史をやらされるからよけいに大変だとか。
それが全米での状況なのかは知らないが、あの国で主流の善悪二元論を見るとそうなのかもなあという気がする。
私は大学の授業でヨーロッパの大航海時代から奴隷制三角貿易など世界史の一部を教えているけど、初めて知る話としてわりあい興味深く聞いてもらえる。部分的な知識にしても、知っているのはいいことなんじゃないかと思う。
アメリカを今あるような強大なアメリカ合衆国としてでなく、そうなる以前の、先住民と各国ヨーロッパ人とアフリカ奴隷が入り乱れ移動する場所として示せるのは重要なことかもしれない。
それにしても、もっとも体調が悪かったアメリカから帰国後半年間ぐらいに体調が悪い。
あの頃は朝目が覚めて一度起きても、体を支えていられずまた寝てしまっていた。
復調のためホットヨガを再開したいが、院生のくせに、OLみたいにカードを使ってストレス発散してしまった後なのでお金がない。
でもcomptoir des cottoniersのローライズのウールパンツはベルト部分の折り返しのデザインが気に入っているし、ブーツはほぼ毎日愛用してるし、ジョアン・ジルベルトのコンサートもものすごく楽しみだからよしとしよう。