フランス5、安倍内閣

アメリカで親しく、今は帰国してモンペリエに住んでいるフランス人の友人から突然メール。
「今、あなたみたいな人がフランス5に出てるんだけど、これあなただよね?そうだよね?一体どういうこと〜?」という興奮口調だ。
同時に別メールで、春に撮影した番組「日いずる国のアンティユ人たち」が今日放映されます、とのお知らせ。そういうことだったのか。
半年前の出来事だから、もうとっくに放映済みなものと思っていた。10月7日に再放送っていうけど、日本では見る術もない。どんなふうに編集されたのか、ちょっと気になるところ(下手糞なフランス語で「アンティユのディスクール」を朗読しているか、研究者として紹介されているか、それとも踊っているか)。
それにしても、アメリカでの友人がこれを見たなんて世界の狭さに驚き。
驚きといえば舛添要一ジェンダー論やジェンダー・フリーを叩く最近の風潮を批判していたのに驚いた。安倍晋三自身のスタンスに近い、あまりにタカ派的な内閣の面子に苦言を呈し、バランスに欠けるし生産的でないという主旨で。でも、舛添要一ってこういう人だったっけ?
なんかひと頃『朝まで生テレビ』などで右派の論客だった人々が、最近は皆左派に見えてしまう。論拠に基づいて発言している人は皆左派みたいな昨今。
昨夜の安倍首相の会見もどうなのか。「美しい国造り内閣」とは具体的にどういうことか問われて、日本の美しい風景や文化を愛し、外国人も来たくなるような、毅然とした国を作るみたいな答え、これで実に「具体的」な説明だったなあ〜と納得する人がいたら顔が見たい。