子育てづくし

二度目に獲れたゴーヤを実家に持って行き、豆腐との炒め物にして食べる。収穫したもの以外でも、焼き鳥屋とかいろんなところで、ここのところ毎日ゴーヤばかり食べている。
この一週間は、姪をあやしたり、ものしり博士として甥2に世界のことを教えたり、甥1の自由研究をほとんど全部考えたりしながら(よくないな)過ごした。
私は子供と動物と病人にはすごく人気があるのだが、それを見ると周りの大人がとたんに定型の反応を示し、こっちは根深い母性愛幻想に打ちのめされる他なくなるのである。
私が子供や動物に好かれるのなんか当たり前で、管理責任ある大人だったら示さざるをえないような鈍さを避けられるからだし、容姿の面でも、肌の色や質感、顔立ちの印象の薄さなどポイントが高いからだ。
そういえば伊藤比呂美の子育てエッセイ『伊藤ふきげん製作所』は、『河原荒草』のベースとなる実話であるらしいにもかかわらず、あんまり面白くなかった。悩み多く逞しくさばけたお母さんによる、アメリカ移民をしながらの子育て記なんだけど、意外に視点は平凡、それほどユーモアもない。創作だけを自由に読解したほうがずっと刺激的と思った。
ところでこのブログの所在を知っている知人は、私が把握するかぎりたった4人なんだけれど、「norah-mの日記」で検索かけてくる人が日々複数いるのは誰なんだろうと気になるなあ。屈託なく(あるいは、屈託に満ちて)「マダムノラー(?)、見つけちゃった」とか「見てます」とかいってくれる人はいいのですが。