梅酒とカンナ

今年も梅酒を浸けた。梅については私はブランド志向。和歌山・南部(みなべ)のものしか信用しないのだけれど、出荷時期の6月頭はなぜか例年多忙をきわめ、今年はついに買いそびれてしまう。
まあ一年ぐらい見送るかと、代わりに澤乃井で「ぷらり」という日本酒ベースの梅酒を買ったのだけど、一昨日気が変わり、江古田の商店街で福島産の青梅を買ってみる。
アルコールのほうは毎年、ホワイトリカーサントリー山崎、ブランデーなどさまざまに変えていて、今年はタイ土産でもらった米の焼酎にしてみた。味も香りもないので飲んでいなかったのだが、何となく梅酒の素材としてはよさそうな予感がする。
梅1キロにアルコール1リットル、氷砂糖はかなり少なめで270グラムぐらい。このくらいで私は十分甘いと思う。料理研究家の脇雅世先生が毎年、近所のスーパーに果実酒指導に来るので伝授されたのだが、青梅は洗ってヘタを取った後、爪楊枝で数箇所傷をつける。こうするとアルコールに梅のエキスが浸透しやすくなるわけだ。一月経てば、おいしい梅酒のできあがり。
ゴーヤは私の身長ぐらいに伸びている(私の身長は、コートジボワールのB・コネ選手と同じ)。今日は赤いカンナの鉢植えを買う。昔住んでいた団地の庭に群生していて、夏になると燃え上がる巨大なトーチみたいだった。人生最初期に覚えて好きだった花のひとつだが、生まれて初めて買ってみた。トランペット・リリーの挿し木は難航している。
別のサイトもやることになった。ここでのような憎たらしい感じではなく、かわいい人間ぽくふるまわなきゃいけないプレッシャーがあるから、いつまで続くかわからない。すでに気が重い。
ここはフランス語文学研究者の端くれ且つ文学の徒である私が、日々の思索の手がかりとするインテリなページとなるはずだったのだが、何なのだ、私が書き散らしたことへのこのトラックバックのタイトル一覧は…