茶番劇

自民党の茶番でしかない耐震強度偽装問題の証人喚問がおこなわれる。ヒューザー・小嶋社長のあきれるほど悪役丸出しの答弁に、はるか遠い昔のロッキード事件のことを思い出しながら手に汗握ってしまい、途中出かけるのに後ろ髪を引かれる思いだった。
自民党森派の質問者・衛藤代議士の「あなたが何を言ったって悪い立場になる人なんかいないんですからね〜。すべて話してください」という、身内の傷を隠蔽するための見え見えの口上。どんなに注意されても、横にいる「補佐人」と称する弁護士と打ち合わせしてからしか答えない小嶋社長の図太さ。その挙句の答えがほとんど「お答えできません」という、どこまでも誠意もない態度。
馬淵澄夫民主党の質問者によって、伊藤公介代議士の息子がやっているマンション管理会社「フューチャービジネスネットワーク」とヒューザーがべったり癒着していたことは明らかになったし、さらには安倍晋三のところの飯塚秘書官も口ききをしていることがわかったのに、小泉内閣はこのままこの問題を終わらせられると思っているのだろうか。
思ってるんだろう。もともと今日は宮崎勤の判決に阪神大震災のメモリアル。証人喚問に世間の注目が向かないよう、自民党は周到なスケジューリングをしていたようだ。
実際、午後から会った他大の人たちもほとんど関心をもっていなかった。
関係ないけど、一昨日、昨日と花粉が飛んでるような気がした。久しぶりの雨が降った後、桜並木の地面からは、桜餅のにおいがする。このにおいは秋と春先だけにするものだ。
これでもう本格的な冬も終わりなのかなと気を許したら、今日は泣きそうに寒かった(都心から引っ込んだ国立にいたせいか?)
今日は芥川賞直木賞の発表もあったけど、今日もお会いした教授の息子さんが今回直木賞の候補だったと知ってびっくり。