ドミニク・モル『レミング』

近いから、また試写に行ってしまう。シャルロット・ゲンズブールシャーロット・ランプリング、ローラン・リュカらの演じるサイコ・サスペンス。何年も前、ワシントンの映画館でアメリカ人の友人たちと観た『ハリー、見知らぬ友人』の監督作品だ。日常なのに不気味さを感じさせる雰囲気は新作も同じ。タイトルでもあるスカンジナビアのげっ歯類、レミングがキッチンいっぱいにうごめいている映像はわざとだろうが、ちゃっちすぎる。
仕事で読み続けている小説がついに100本を越えた。でもまだ50本近く残っていると思うと、はてしない気持ちでいっぱい。押し寄せる他人の自意識にもあてられている。