パリはすごい

chien-chien

chiens a la plage de Saint-Pierre, tisane de tous-maux
パリに戻ってきた。日本語が打てるなんてすごい(実は前日の日記もさっき書いた)。リュクサンブール公園のわきにあるこの同じネットカフェで、二年ちょっと前メールチェックしたときは、日本語が打てなかったのに。アクセス料金も気にせずにすむ。コピー代金なんか、フォールドフランスの十倍ぐらい安い。すべての店が5時(土曜は1時)に閉まる前にあわてて買い物しなくてもすむ。マルチニークと比べてパリは何でもすごい!
といいつつ、マルチニークからは去りがたかった。家主アルチュールの姉エレーヌが別れぎわ、トゥ・モー(あらゆる悪のために)という名の花を新聞紙に包んでくれた。白にピンクが混じった房状の蘭科の花だが、お香のような上品なにおいがして、マルチニークの人たちは具合の悪いときにこれを煎じて飲む。煎じたお茶はとてもきれいなピンク色になる。このエレーヌという人は顔も髪型も服装も雰囲気もマリーズ・コンデにそっくりで、そう言ったら、今まで何人もの人に同じことを言われ続け、サインを求められることも多いとのことだった。
それにしても熱帯の蚊にだけは閉口した。一晩に何巻もの蚊取線香では、逆にこっちがやられてしまう(喉の痛みに加えて、夜中に何度か火をつけ直さないといけないので)。次回はぜったい蚊帳持参で行こうと決意。