カリブ海講座

連休明けの今日、ようやく近所の医院に行き、ウィルス性の腸炎と診断される。生きた乳酸菌を処方してもらった。
お茶大の石塚先生にお目にかかり、マルティニークグアドループの文化や生活についてレクチャーしていただく。マングローヴ林が漁民にとっての魔術空間となっていること、北米との経済関係、ラム酒の注ぎ方、グリッサンの親馬鹿ぶりなど、この地域の研究者にとっては具体的、実用的で、面白い話ばかりだった。グリッサンは「他人には説教口調で政治的なことばかりいってるけど、自分はどんな行動をしてるんだ」とか、10歳ぐらいの息子にやり込められっぱなしなのだそうだ。
それにしてもここのところ、年上の女性には感謝することが多い。女性に、などとわざわざいいたくないが、孤独なところに身をおき仕事をしてきた人たちならではの他人への目配りと連帯の意志を感じる。