更年期一人勝ち

気力と体力のバランスが悪いのが昔から悩みだ。
盛り上がってしゃべり続けている時間と時間のあいだにトイレの個室で倒れこんでいるというのはふつうにあること。
慣れてしまえばそれもまあいいかと思うこともあるが、やっぱりよくないような気もするので、体力強化はつねに課題である。
これまでさまざまなものを試したものの消極的な対策にしかなっていなかったのだが、ひと月ちょっと前、自分にぴったり合うすごいものに出会い、ほとんど新興宗教のように信じきっている。
その名はジャパニーズ・ウメ・エクストラクト、すなわち梅肉エキス。
青梅1キロからわずか20グラムしか作れないエキスで、有機酸の塊だ。
ものすごい殺菌力があるそうで、ものすごく酸っぱく、舐めた瞬間からカッとお腹が熱くなり、私の場合ものすごく元気になる。
出張先の定食屋にも、大学の講師控室にも持参して口の周りをマムラサキにし、90グラムの小さい瓶をひと月保つはずが二週間で舐めきってしまって不経済なので、アマゾンで大瓶を買いました。

梅肉エキス 280g

梅肉エキス 280g

それにしても、少し年下、少し年上まで含めた同世代の女子たちには心身の具合が悪そうでつらそうな人が大変多い。
更年期障害であることが多いらしい。
私は今のところ微塵もなっていないと思っているが、更年期障害不定愁訴なるものを読み上げてみると、これは幼少時から慣れ親しんだ自分の症状そのままである。
もしかしたら更年期障害なのにもかかわらず、「別にぃ」と思っているだけかもしれない。
このまま「別にぃ」と感じ続けて一人勝ちしたいと思う。
梅肉エキスさえあれば鬼に金棒だ。