ウェルかめ=グリッサン説

『ウェルかめ』総集編を見る。
視聴率最低だったそうだが、個人的には面白くて、放映中は移動時などワンセグでまで見ていた。

徳島の美波という小さな海辺の町がおもな舞台。
ヒロインは世界につながる編集者を目指して修行しながら、最終的には地元で雑誌を作り続ける道を選ぶ。

ウミガメ放流や結婚話や恋人の世界放浪のエピソードを通してこのドラマから読み取れるのは、小さく思える美波の海に、じつは世界が響いているのだということ。
というわけで、『ウェルかめ』はグリッサンというのが私の批評です。

俳優の中では、武田航平に愛着をもっている。
(馬鹿っぽい役柄ながら、思慮深さを感じる)

もうひとつ、最近テレビをつけたらたまたまやっていて、面白くて見入ってしまった番組に『高校地学』がある。
講師の梅本先生(国立天文台助教)の言葉に感銘を受けてしまったのだ。
それというのは…
「星を見ることは、過去を知ることなんですよ」

地学に接した時代などとうに昔のことであるが、そんな深いことに一度として思いいたらなかった自分を恥じる。

ナビゲーターの女子・大澤さんもかわいく感じがよく、続けて『高校物理』も見てみたが『地学』のほうが構成がよりよくできていた。