エイヤフィヤットラヨークル火山

アイスランド南部の噴火がすごい。
行ってみたい場所のひとつなので、特に火山国で温泉が豊富にあり、迫力ある間欠泉や大露天風呂があるというのが魅力なので、連日のニュースに関心が行くが、空港閉鎖の話ばかりで(当たり前だが)あまり現地がどうなっているかは知らされない。
気になって調べてみるが、この山にかんしては噴火もおさまってきているし、近くの数百人が避難したという程度のことのようだ。
氷河と氷河の間にある火山のため、洪水は起きている。

1783年夏にこの山のわりと近くにあるラキ火山が噴火した時は、毒ガスで羊や牛が死に、飢饉になって人が死に、今広がっているような暗雲が冬まで居続け、全ヨーロッパの気温が下がって不作になり、と大変なことだったようだ。
でも、これがきっかけでフランス革命が起きたというのは本当なのか?
その「風が吹けば桶屋が儲かる」的理屈でいえば、アイスランドで噴火が起きたから(フランス革命経由で)ハイチ革命が起きたということもできる。

Eyjafjallajökullで「エイヤフィヤットラヨークル」と読むらしい。
なぜそんな風に発音するのか、特にjallaが「ヤットラ」なのが不思議だが、言語とはそういうものなので仕方ない。
Eyjaが「島」で、fjallaが「山」で、jökullが「氷河」。
ということはエイヤフィヤットラヨークル山とかエイヤフィヤットラヨークル氷河とか呼ばれているのは、淀川リバーとか、アイヌ人とか、サルサ・ソースとか呼ばれるような、対外的には仕方ないけど妙な呼び方なのかもしれない。