脚がつったらバナナを食べればいいのです:コンデ

パンを焼こうとオーブントースターの蓋を開けると、黒い両生類のようなものがうずくまっている。
昨日ベランダに置いてある空の植木鉢をどかしてみたら遭遇したヤモリと質感がそっくり。
よくよく見たら、皮が黒焦げになったバナナだった。
マリーズ・コンデの教えに従い、こむらがえりに効くという焼きバナナを作ったまま、すっかり忘れていたのだ。
黒バナナは果肉まで硬くなっていて食べられなかったけれど、バナナに豊富なカリウムは筋肉の動きをよくするということで、脚のつりにはいいらしい。

一昨年腕を傷めてからすっかり体が硬くなり、前はあんなにできていたヨガのアーサナが一個もまともにできなくなってしまった。
そんな状態でデスクワークをしてると、すぐにあちこちガチガチに凝ってくる。
身体がしなやかじゃないって、なんか人としてダメダメな気がするな。
膝など曲げず、無意識に一瞬で床に落としたものを拾っていた頃の私に戻したいと思う。
あるいはルル・レモンのお洒落なウエアを着てポーズをとり、大きな鏡の中の自分にうっとりしているナルで馬鹿みたいな私に。