赤塚不二夫氏死去

すでに表舞台から去って久しかったが、赤塚不二夫氏が死去。
72歳。

幼少時のアルバムを見ると、多くの写真で「シェー」のポーズをとっている。
幼稚園ではほとんど言葉を発さないほど人見知りの内弁慶であったにもかかわらず、カメラを向けられれば条件反射的に「シェー」とやっていた。
大人しいことと、ギャグをやることとは矛盾しない。
1970年の大阪万博の折り、現皇太子など太陽の塔の正面で「シェー」をやっている。
いい人である。
(皇太子妃はやってなかっただろうな、ぜったい)

意味もなく(というか幼すぎて何のことかわからず)、おそ松、一松、トド松、チョロ松、十四松!などと叫んでいた。
(つくづく固有名詞が好きだった)
赤塚漫画といえばバカボンが有名だが、バカボン時代は少女漫画に気がいっていた。

何かの対談で手塚ルミ子さんが、赤塚不二夫に「ルミちゃん、ホテルに行こう」と誘われたことがあるといっていた。
こういう態度・発言に鷹揚さを示すと、つけ上がる輩が多いので普段はそうしないようにしているものの、さすがに呆れて大笑いした。
だって相手は手塚大先生のお嬢さんですよ。

楽しかった。
ご冥福をお祈りします。