老化元年

リハビリとして撮っていた一眼レフの写真の上がりがどうにも悪い。
撮っている最中から気づいていたが、カメラのピント以前に自分の目のピントが合っていないのだ。
コンタクトの上からする映画用の眼鏡が気に入ってつい頻繁にかけていたら、この頃はずすと近くも遠くも見えなくなってしまった。
焦点スピードも悪く、無理に見ようとすると物が迫ってくるようで、気分が悪くなる。
以前から時々この季節に起こる自律神経の乱れなのか、それとも老化か。

肌の調子も今年以来かつてないほどすこぶる悪くて、これも時期的な敏感肌か、それとも老化のせいなのか判然としない。
でもお肌が老いる過程でピリピリした痛みをともなうなんてあまり聞いたことがないし、それでは悲しすぎる。
(痛みをともなう構造改悪)
たぶんサイクル的な調子の悪さと老化とが、渾然一体となっているんじゃないだろうか。

目と肌に特化してるが、こと今年になってから老いの自覚が激しい。
それでも歳より若く見られがちなのは、先祖代々思考をしないDNAゆえあまり白髪にならないせいと、顔の凹凸が少ないため皮膚に亀裂ができにくいせいだと自己分析している。
「あなた、自分だけはいつまでも若くいられるって思ってるんでしょうけど、○才になったら急にガクっとくるからね」とある人から挑戦的にいわれたことがある。
何年か前のことだ。
それはその人が信奉する英雄、アルジェリアの解放に身を捧げた黒人精神科医を私が悪くいったことへの報復の言い草なんだろうと勝手に思っていたのだけれど、単に事実だった!
あの時はご忠告ありがとう。
(でも別にそんなこと思ってませんでしたから)