口笛美容法

こういうくっきりした寒さは、少しやせ我慢ながら、最近わりと好きだけれど、それだけに家の中のくつろぎきった暖かさはもっと好きだ。
植物に囲まれて、音楽はもっぱらイズラエル・カマカヴィウォオレ。
Ka Huila Waiのひたすら明るいメロディーが、口笛のレパートリーにぴったりくる。

オイルでパッティングしながら、お風呂で調子よく口笛を吹いていると、むくんだ顔もあっという間にすっきりするからすごい。
オイルで今気に入っているのは、大島の椿油か、ハワイのククイシード・オイル。

同世代の同業者と間近で話していたら、肌のきめが特殊メークで作った恐竜とか象の皮膚のようだった。
パウダー・ファウンデーションで皺を塗り込めると、かえって目立って逆効果なのに。
とはいえ多忙な人にクリーム・ファンデは向かないから、いっそファンデなんて塗らないで、くすみが気になるなら、下地をつけた上にパール微粒子の入ったルーセント・パウダーだけさっとはたいておけばいいのに、とつい思う。
いずれにしてもこの世界、そういう情報交換はない。
でもこの前、肌が赤くひりひりしていた時、化粧水にオイルを一滴垂らして拭き取る洗顔法を研究室の助手さんに習い、以来何度も試している。