吉野葛、ポインセチア

またも大学院関係のことで挫折。
研究そのものに関わることではないし、頭もぼーっとしてるので、今回はあまり動じない。
それにしても、もしも「運気」というものがあるなら、今の私はどん底にあるかも。
9月上旬にひいた風邪からついに回復しないまま、昨夜はまた発熱。
今日はゼミをお休みし、蟄居して仕事する。
ゼミで読んでいる野村浩也氏の『無意識の植民地主義』は学生にはおおむね評判が悪いが、いろいろ思うところがある。自分の「反面教師」として。
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商店街にある吉野葛(くず)の専門店で、葛湯を買う。
茶碗に入れて熱いお湯を注ぐと、四角い葛のまん中から桜のあられが飛び出してくるのが楽しい。
とろみが強くて、お湯少なめだとゼリーみたいにもなる。
おろし生姜を入れてもいい。
風邪のひき始めに温まるにはぴったり(私はひき始めどころか、二ヵ月半目ですが)。
ほんとに体の中から温まる。
葛根湯の70パーセントは、この葛が成分だそう。
昨日はポインセチアを植え替え。
いつまでも爽やかな緑の葉のままなので、調べてみたら、9月ぐらいから夜間ダンボールなどで覆いをしないと赤くはならないそうだ。
今日からやり始めたけど、もう遅すぎるかな。
ポインセチアは私のフィールドのマルチニックやグアドループで出荷している植物だけど(現地での呼び名はsix mois six mois)、原産地はメキシコとあった。
やはり環カリブ海だけあって、植生が似ている。
昨日は園芸店でカリブの海岸で見かけるシー・グレープの鉢植えを見た。
ハイビスカスも植え替えてやりたいけど、水もやってないゴーヤがまだ黄色い花やチビの実をつけていて引っこ抜くに忍びなく、お古の鉢がなかなか空かない。
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差し迫った読書以外にいろいろ読みたいのに、余裕がない。
今読みたいものの一冊は、精神科医中井久夫の『樹をみつめて』。
最相葉月の書評を読んで、著者の植物体験に興味をもった。
よい書評は読者を増やす。
私もそういう書評を書きたいものだ。