字幕

ラフカディオ・ハーンの作品を翻案した演劇作品『戦慄を食らう人』公演で、生まれて初めて字幕の作業をする。といっても平川祐弘先生が翻訳したものを若干加工し、フランス語の台詞にあわせて送り込んでゆく現場の仕事。書かれた台本をつき合わせている時間がなく、すべてアドリブ込みの台詞を聞きながらなのですごい集中力を要したが、まあまあうまく行った。明晩ももう一度やる。
劇じたいは、クレオール・コントのスクニャン(不吉な鳥の亡霊)や青い魚と少女の恋の話、日本の怪談の鴛の話がうまくつながっていて、予想していたより面白い。