ジャック・リヴェット

ジャック・リヴェット『Mの物語』

試写でリヴェットの新作を観る。エマニュエル・ベアールが実は甦った死者なのである。ドゥペストルといい、今読んでいる途中のウォルコットの戯曲といい、ゾンビものづいている。といってもあまり関心はしなかった。ベアールの声は好きだけど…。よく考えたら、リヴェットを面白いと思ったことがない。
表現としての死者の気配には私も興味を持っているが、映像よりも文学のほうが圧倒的に向いていると思う。