2004-12-13から1日間の記事一覧

笙野頼子『金毘羅』集英社、2004

人間の身体と共存する野生の金毘羅、というイメージのすごさには圧倒されるが、この迫力、ぎりぎりのところから繰り出される虚構の力を、自分の性別を少しでも利用して生きのびているわたしが手放しで絶賛するような失礼な真似はしたくない。これを読んだ者…