Under construction:非-構築あるいは工事中の私

同じ星の人(=猫々先生)のサイトで知っている男子のブログが紹介されて(というか、さらされていて?)おり、こういう知り方もどうかと思うのだがつい見てしまったら、日々の日記の文章がとてもいいなと思った。
前にも同じこと(つまり、知り合いのブログが同じ星の人のブログに出てきて存在を知り、そのレベルの高さに感心したということ)があった。
特によかったのは、仕事をしていたら手の甲に突然鼻くそがぽとりと落ちてきて驚き、鼻くそについての想念をめぐらせるものと、日経新聞をとっていて朝仕事に行く時かばんに入れるのだが、翌朝また新しい新聞をかばんに入れると同時にまったく読んでいない昨日の新聞を棚の上に積み重ね、さらに会社で日経新聞をとっていることに気づき、やっぱり朝日新聞をとろうと思いいたるもの。
この距離感、表現としてすばらしい。

ブログに何を書くかというのは千差万別である。
食べものブログとか、もっともメジャーなそういう系統のものは除くと、人文系の人々であればその分野に関係ある原書・訳書について批評的なことを書いたり、業界内でのお知らせ的な機能を果たしたり。
社会問題についてコメントしたり。
あるいは身辺雑記に芸をもたせたり。
私の場合、その辺がまるで統一されていないのだが、それは排泄の欲望や羞恥心やブログでの自己表現に割ける時間等々のコントロールがきちんとしきれていないからでしょう。
仕事にひと区切りついたら考えてみる。

自分があまりに構築できない人間であることを毎日のように実感しているものだから、ついブログのタイトルとして「Under construction――非-構築あるいは工事中のわたし」というのを思いついてしまったが、Under constructionなんて平凡なタイトルのものは当然いくつもあるのでやめた。
最初に「はてな」に登録する時、タイトルの記入欄があるのを見落としていて、ハンドルネームしか書き込まなかったから、このブログは自動的に「norah-mの日記」というタイトルになっているのである。
他の人たちの日記を見て初めて、タイトルも自分でつけられるのだと知った。