本屋

仕事が多くて睡眠不足気味。そうなるとわたしの場合、お腹が壊れるからいやだ。寝ているべき時間に起きていると腸が狂ってお腹を壊すのは昔からで、時差ボケのときもそうなる。毎日、人の書いた小説を何本も何本も連続で読んでいると吐き気もしてくる。これが150本分なんて気が遠くなる。むしょうに世界の名作が読みたくなる。
結構気に入っていた近所の本屋が休業していると思ったら、中規模チェーンとなって再開店した。店内はベストセラーやビジネス書、新書ばかりになっていて、前はたくさんあった外国の翻訳小説や人文書などはカケラもない。かつては、アイヌ関係の本があれほど充実していた東京の本屋もなかったのではないか(わたしは買わないけど)。なんか宮内勝典を中心にして、関係ある作家や人類学、ポストコロニアリズムなどを網羅する品揃えになっているのが面白かったのに。もう生協で見つからないからここで買うということもなくなるだろう。
こうして日々、日本中の小さな本屋が消え、書店の品揃えもそこそこ売れるものを中心に均一化されていくのだな。