2010-08-01から1ヶ月間の記事一覧

小沢一郎、代表選出馬へ

このところ確信を強めているのは、左翼インテリの人々は小沢一郎はOKなのだなということだ。 アメリカより中国のほうを向いていること、国連尊重、辺野古基地反対などが受け入れられるポイントだろう。 私はこの人を25年ぐらいは(時にひとりの人間として興…

読書週間

多田治著『沖縄イメージを旅する――柳田國男から移住ブームまで』を面白く読む。 観光と知、ツーリズムとアカデミズムが結びついているって、まったくその通りで本当にいやなんだよなあ、我ながら。 といって興味のあるすべての土地に永住できるわけではない…

なのにあなたは京都へ行くの

仕事のため、猛暑の京都で週末を過ごす。 関東生まれの関東育ちなのに、なぜこうも関西との縁が深いのだろう。 自分の人生、公的にも私的にも、つねに関西文化に巻き込まれてきた気がする。 そして最近の巻き込まれ度は特にひどい。 関西人が好んでする東京…

「北と南」創刊

友人が編集の文芸誌『北と南』が創刊しました。 水とも砂とも風紋とも知れぬような表紙の風景写真がすばらしいです。 norahは20枚ほどのエッセイ「Martinique 2010 カリブ海マルチニック島滞在記」を書いています。 売っているのは大阪のカロ・ブックスと…

中島らもの教え

苦しい、幸せ、苦しい、幸せ、苦しい、幸せ……が、お盆前までの夏の胸の内。お盆を過ぎると例年は楽(ラク)、サミシイ、楽、サミシイに変わるのだが、昨日、今日のこの猛暑には苦しい、サミシイ、苦しい、サミシイという気持ちだ。 冷房に当たり過ぎたせいで…

与那国島から

与那国島に送金して、池間苗著『与那国語辞典』を送ってもらう。 うれしいことに、与那国に伝わる口承の民話を書きまとめた『与那国島異聞』をオマケとしてつけてくれた。 読んでみると、これがかなり面白い。 ・ その『与那国語辞典』だが、あいうえお順に…

栃木県にて

ヒグラシは「カナカナカナ」と鳴くことになっているけれど、「ホキキキキキ」の方が近いということに気づく。 午前4時を過ぎて一匹がホキキキキキと静寂を打ち破ると、ホキキキキキ、ホキキキキキと距離によって違った響き方で三匹、四匹と鳴き交わしてゆく…

渇水の夏

4月から連休もろくになくずっと仕事で、7月になっても集中講義や採点地獄で、それがやっと終わっても、今度は添削や出張やあれやこれやで。 非常勤は給料激安だけど、夏休みはしっかり取れて自分の仕事に専念できるのが唯一のメリット……なはずなのだが、永遠…