2010-07-01から1ヶ月間の記事一覧

アヒル口とヒアルロン酸

アヒル口が人気の顔だとかで、よくこの活字を見る。 アヒル口と書いてあるとヒアルロン酸と読めてしまい、ヒアルロン酸と書いてあるとアヒル口と読めてしまう。 ヒアルロン酸も少し前から活字界で定着している言葉だ。 言葉の趨勢って面白い。 つき合いきれ…

北大東島の移動本屋

北大東島には年に一度だけ、移動本屋がやってくる。 昨夜、テレビのクイズ番組で偶然目にしてへぇーと思った。 ・ 島には本屋は一軒もなく、出店するのは沖縄の書店。 4000点の本をたずさえ、採算度外視で船で那覇から。 公民館らしき場所がその朝開館すると…

ディベート

私が全然価値を置いていないものに「ディベート」がある。 ディベート甲子園とか、就活でディベートとか、何じゃそりゃと思っているが、なんと私はディベートの技術を教えている。 毎度、話の進め方に悩む。 ・ ディベートとは、相手に道理があるかのように…

須賀敦子からヤマザキマリへ

ヨーロッパの石の文化というものに対して、個人的に思い入れなど全然ないのだが、それは歴史の年号がどうとか、様式がどうとか、伝統がどうとかいう話の文脈に組み込まれている時のことで、そこに長く身を置いた人、なおかつすごい感受性をもった人の目とい…

どはまり

今学期から始まった専門分野の講義準備を日々猛然とやりすぎていて、家では「どはまり」と呼ばれていた。 初めて聞く言葉だったが、某大学で「楽勝」科目の反対を意味するジャーゴンらしい。 しかしはっきり言って、どはまってるのは学生よりも教師のほう。 …

今年のカブトムシ

7月2日に2匹のカブトムシが羽化した。 その朝、ケースの中のなだらかだった土が荒れていると思ったら、土に体を沈めたまま、地上に角と顔だけ出していて。 黒いつぶらな瞳をのぞかせて。 なんて可愛い! ・ 3年前に羽化するなり飛び回った荒くれ者どもとは違…

阿部和重、種なしから雌蕊へ

待ち望んだ梅雨の晴れ間のように自分だけの時間がひょこっと訪れた時、何をするか? 私は仕事上の下心なく純粋に読みたい本を寝転んで読みたい(時には手芸がしたいことも)。 ということで、阿部和重の『ピストルズ』660ページをようやっと読んだ。 数年前…

出講時のファッション

他の同業の方はどうなのか知らないが、出講時のいでたちというのは、意外と、というより、あらゆる外出の中でももっとも気を使う。 というのは、特に昨年、毎週のようにきびしいファッション・チェックを受けた経験から。 これは某(実質)男子大でのことで…

サッカーW杯はじまる(今頃)

ひと息つけた昨日から今朝にかけ、ライブ放送と録画してあったものを合わせ、4試合ほど見た。 オランダ×ブラジル戦、スペイン×ポルトガル戦、アルゼンチン×メキシコ戦(古い!)、そしてガーナ×ウルグアイ戦。 最後の試合は朝、ニュースの結果を聞かないよ…