2010-03-01から1ヶ月間の記事一覧

ディフェンス&シャオン

今週金曜、博士論文公開審査会があります。 すでにネット上に出ているようですが、ここにも告知いたします。 ・ http://france.c.u-tokyo.ac.jp/blog/ ・ 博士論文というのは道のりが長すぎ通過ポイントが多すぎて、どこが本当の最終地点なのかいまだによく…

愛され顔の系譜

ジャン=ミシェル・バスキアと高橋大輔は顔つきが似ている。 いわゆる美形というわけではない。 なのに多くの人から愛されて、持って生まれた才能を伸ばすのに専念でき、そしてますます伸ばすことができる、そういう顔立ち。 ・ 4月からの授業(ハイチ大特集…

アビタシオン・クレマンの画集

マルチニックはアーティストの宝庫。 本屋では、地元画家による抽象美術の画集を多数見かける。 写真はフォール=ド=フランスの中心街にあるリブレリー・アンティエーズの売り場だが、空港の本屋にまでずらり。 出版元はいずれも「アビタシオン・クレマン」…

ペドロ・ルイス『ゆらゆらと漂流するプティゴアーヴの子供』(2009)

日曜日、フランコフォニー・フェスティバル会場の日仏学院に、作家ダニー・ラフェリエールに焦点を当てたドキュメンタリーを見に行く。 ダニー・ラフェリエールはハイチのポルトープランス生まれで青年期にケベックに移住したフランス語作家。 もともとジャ…

魔のオルリー・シュッド、極悪非道のエール・カライブ4

話が長くなりすぎたけどまとめ。 ・ ふり返って、今回の場合もっともリスクの少ない対処法はと考えると、理不尽なことを言われた時点で空港から日本大使館領事部に電話をかければよかったと思う。 temjinusさんの危惧するように、私も大使館がそこまで当てに…

魔のオルリー・シュッド、極悪非道のエール・カライブ3

11日早朝7時頃オルリーに着くと、エール・カライブのインフォメーション・カウンターにもう一度足を運ぶ。 4日に発つ時、本来払う必要もなかったホテル代、タクシー代、通信費などの賠償請求を申し出たのだが、ここでは何もできないのでクレームはすべてパリ…

魔のオルリー・シュッド、極悪非道のエール・カライブ2

チェックインの後、まずは日本の家族に電話し、日本向けのフランス外務省ウェブサイトを調べてもらったが、当然ながらそんなビザの規定についてはどこにも書かれていないという。 それからパリの日本大使館に勤める親しい友人に電話。 領事部の人に相談して…

魔のオルリー・シュッド、極悪非道のエール・カライブ

今月初め、オルリー空港で起きた最悪の事態について、同じ地域を旅行する人々への参考として、また自分の今後の対処を考える上でも、まとめておく。 ・ 3月3日早朝、成田からの夜便でシャルル・ド・ゴール空港に到着したその足で国内線のオルリー空港に向か…

Jacques Schwarz-Bart, Soné Ka-La(2007)

グアドループ出身NY在住のジャズ・ミュージシャン、サクソフォーン奏者、ジャック・シュヴァルツ=バルト。 前から存在は知っていて、聴いてみたいと思っていた。 ・ ある時、地球の表と裏(裏と表)にふたりの一歳違いの妊婦がいた。 一方は日本の東京に、…

春休み

年末から3カ月、日替わり、時間替わりで多方面さまざまな予定があり、こなすのに精いっぱいでいつも心ここにあらずだった。 というか次の予定・準備のため、つねにどうでもいい、瑣末なことばかり考えている。 たいがいは人間関係上とりあえず必要なことが中…