2009-04-01から1ヶ月間の記事一覧

ささやかな雑感

パスモなど使い続けることは、実はすべての行動を把握されてしまうことにつながるんじゃないかと危惧したりもするのだが、今日はうっかりパスモを忘れたせいで、日中10回も切符を買うという超面倒な破目になる。 東京メトロ→JR→私鉄A→私鉄A→私鉄B→私鉄…

Kréyol Factory 開催中

今月7日から7月9日まで、パリのヴィレット公園にて「クレヨル・ファクトリー」が開催されている。 クレオールの作家たち60人ほどが参加するアート・プロジェクトで、内容も美術やダンスなどいろいろあるようだ。 http://www.kreyolfactory.com/expositions/i…

シモーヌ・シュヴァルツ=バールですか?

今出ている雑誌『ふらんす』に、恒川邦夫先生がグアドループについての記事を書いていらっしゃる。 地理・気候的なことから奴隷制の歴史、最新のストライキの状況までコンパクトにまとめられた紹介記事なので、ご存じない方は読んでみることをお勧めします。…

アイデンティティーとは

ポール・リクールの「なるほど」と思える言葉(『記憶・歴史・忘却』より)。 「それ自身と同一で、他のものではない」という表現によって形式的に排除された多様性は、場所と時間を経由し、保持する多様性として記憶力にさし出され、記憶力はそれらの場所と…

メモの整理

書類が溢れかえって、いちいち作業をさまたげるので少し整理。 わけのわからぬ切り抜きなどは、ここにまとめておきましょう(その価値があるかは疑問だけれど)。 ・ 一つ目 東方のウラル語族であるフィンランド語は、日本語と発音が似ていて、自然、同音異…

日本のグルノーブル

多摩川というのは荒川育ちの自分にとってはインテリの川、育ちのいい川というイメージで、渡るたびに「はー」という憧れの思いとともに目をやる習慣なのだが、相模川まで越えると神奈川県もそのイメージをがらりと変える。 駅からの風景はお洒落な神奈川とい…

差し上げます

本棚をじっくり眺めていたら、Edouard GlissantのL'intention poetiqueがなぜか二冊並んでいた。 なんかコピーも持っている気がするのだが… もし欲しい方がいたら、一冊差し上げます。 ・ 持っている本をくり返し買ってしまったり、わざわざ図書館で借りてき…

自転車操業

ここのところ公的には4つのこと、私的には2つのことを扱い考え分けており、もう日々バッタバタのバタザンディアンのため(ほとんど自分にしかわからないギャグをいってしまった)、ポカが多く反省。 複数のこと、複数の環境に同時に直面すると、(知ってはい…

ヤモリのいる家

一昨日も、昨日も、トイレに入ろうとしたらヤモリがいた。 こっちもびっくりだが向こうもびっくりで、あっという間に向かいの書棚の暗がりへと消えてしまう。 ・ 以前ベランダでなら、時々遭遇したことがある。 オーブントースターに置き忘れた黒焦げのバナ…

マルチニックの闇市

マルチニックに帰省していた同僚が口角沫をとばしてゼネスト中の現地について語り続けて止まらず、授業に遅れてしまったのだが、興味深かったのはあらゆる店舗が閉鎖しながら闇市のようなものがずっと出ていて、食料には全然困らなかったという話。 お百姓さ…

沈黙と騒音

カフェ・ノマドに加えて鍼灸ノマドにもなっているが、先週は基本に立ち返るようなすばらしい体験をした。 血が駆け巡り、腕と首と背中で限界に凝りかたまっていたものがすべて温かく溶け出してゆく感じ。 これぞ鍼灸の極意。 ・ ふり返るに以前は鍼に来ると…

貝塚散歩

家の裏の貝塚に上ると落ち着く。 子供の頃は長らくただの小山が半分崩れ落ちた雑木林と思っていた。 昔はここでみんなが蜆や真牡蠣や蛤を食べては殻を捨てていたのだ。 今から6500年ぐらい前は、海なし県といわれているこの辺も全部海。 Unity is submarine…

ハナクソ日和

ドリル音がダダダというたび、ビクッとして胸が苦しくなるので、カフェ・ノマドと化している。 午前はとるものもとりあえず、家から320歩の珈琲館(最寄り)。 12時から1時はつかの間静寂が戻るとき、その間にあわてて食事や雑用を済ませる。 地震や噴火の被…