2008-09-01から1ヶ月間の記事一覧

[研究]博論20カ条

・書き上げるには力技が必要 ・批評的であっても論理的でない人にはきつい(norah) ・対象は大きな謎であるほうがむしろ書きやすい(書きやすい、というのは変だけれど、いい) ・博論友達をもつべし(世の中の99パーセントの人は「博論? 何それ? 暇そう…

よもぎ蒸し風呂

所用で行った池袋で、突発的によもぎ蒸し風呂に入る。 こんな場所にあるとは知らなかった。 ディープ池袋は文字通り奥深い。 ・ 3年ぐらい前から時折り襲ってくる奇妙なアレルギー、通称ジーン・リースの呪いに、夏以来悩まされていた。 有機野菜とかスロー…

クレマン・ジャヌカン

とても久しぶりにクレマン・ジャヌカンのシャンソンを聴いている。 学期直前になるとフランス語の歌を聴き出すなんて不純かも。 でも秋になってそろそろそういう気分だし、もっと現代に近いフォーレなんかもそうだけれど、合唱曲の小品って好きなのだ。 ・ …

オオジョロウグモ

イヌガンの隣で見かけた日本最大のオオジョロウグモ。 その巣は1メートル四方に及び、燕さえ捕えて食ってしまうという。 体長5センチというけれど、6,7センチはあったような。 でもそれは雌だけで、雄は5分の1ぐらいの大きさなのだ。 それにしても「女郎」…

小泉純一郎引退

コロンビア大に行っていた息子、進次郎(四世)の継がせ時と判断したのだと思う。 政治理念がないのはもちろん、政局における自分の立場とか子分たちの行く末とかも全然気にしてないからこの人。 政治家が世襲というと批判されるが、アカデミズム、文学、芸術…

路線検索、ストリートビュー

地方行きの手配あれこれで、自分だけのことではないため煩雑さにやや疲労感。 飛行機は予約したけど、空港から仕事場所まで、バスと電車を乗り継いで意外に時間がかかることを知る。 仕事の場の最寄駅にはホテルなどなく、JRで20分ほど離れたやや大きな駅前…

いじましい読書

博論を書き終えたら、創作をしたいし、ちゃんとした翻訳もしてみたいし、もう少し仕事人らしい態勢も整えるべきだろうし、パソコンをどけてミシンを置いて好きなだけ服を作りたい、などなどいろいろ夢は膨らむが、やっぱりもっと真面目に読書をしたい。 確か…

遠すぎるハイチ

続々書籍にもなっている高山正之のコラム「変見自在」(週刊新潮)。 よくいるタイプの論客なので気にも留めずにいたのだが、今週はハンティントンの『文明の衝突』で日本同様「異質な国」として挙げられているハイチについて書いていたのでついつい読んでし…

革命的衝羽根朝顔、咲く

夏中、蔓を伸ばし、緑の葉だけを茂らせていた革命的衝羽根朝顔(ペチュニア)が、ついに濃いピンクの花をつけているのを目撃する。 実は旅行から帰ってみると、その間7、8個の花が咲いてしぼんだ形跡があったのだ。 ・ 「大事にしているサボテンの花が咲きそ…

エリック・ロメール『三重スパイ』(2003フランス)、西川美和『ゆれる』(2006日本)

きっといい映画が選りすぐられているのだからと思いつつ、なかなか足が向かなかった「フランス映画の至宝」。 ようやく一本を観て、普通に面白がる。 『満月の夜』で足元危うい80年代小娘気分を追体験し、『緑の光線』で沈みゆく緑の太陽を指さしながらマリ…

池間苗さん

波多浜沿いにある民俗資料館、といっても普通のお宅の狭い一角を訪ねたら、館長の方が歓迎してくださり、とても親しげに与那国の話やご自分の話を聞かせてくださった。 今年で90だという池間苗さん。 そのうち久部良にできた老人ホームに行くのかしらとお…

沈める邦 (9.11に寄せて)

文字シリーズ

与那国島のことを地元の人たちは「どぅなんちま」と呼ぶ。 与那国ことばは、他の八重山方言や他の地域のことばのYがDに代わることが多いようだ。 泡盛の名も「どなん」。度数60度の「花酒」で美味。 度数30度の「与那国」、にごり焼酎「海波」。すべて美味。…

さとうきびと影

La dernière île avant Taïwan2

La dernière île avant Taïwan

訪ねる場所を告げると、横から友人がこんなふうに解説してくれた。 こういう表現、ノラーの日本語脳ではすっと口から出てこないんだ。 ・ 英語でもあるけれど、日本語にはない感覚だと思う。 ある現実の地理を想定しつつ、それを時間軸に置き換えてみる。 地…

手帖のメモ書き

手帖の隅には、いつ、どんな状況で書きこんだのか思い出せない断片がいろいろ。 ・ A.Mabanckou "On n'écrit pas pour sauver une langue, mais justement pour en créer une langue", "Le chant de l'oiseau migrateur", Pour une littérature-monde, M.Le …