2007-09-01から1ヶ月間の記事一覧

沖縄戦集団自決

戦時の集団自決にかんする軍の強制問題をめぐり、沖縄で11万人が抗議。 この問題にかんしては、命令はなかったとして当時の軍関係者が大江健三郎と岩波書店を訴えた裁判が続いている。 ちょうど三週間前、渡嘉敷島での集団自決を生き延びた金城重明さんが出…

衣がえ、ちゃんこ、沖縄戦集団自決

途中がなくて、急に寒くなるこの感じが悲しい。 長らく使って羽毛のへたった布団が洗浄されてふっくらし、ダウンを足され、真新しい布でくるまれ返ってきたのが、ちょうどぎりぎりのタイミング。 こうして同じひとつのものが真新しく蘇るのは、捨てて買うよ…

ミャンマーとイラク

軍事政権の締めつけが続くミャンマーで、カメラマン長井健司さんが銃弾に倒れる。 死者の身元の判明以来、各局が故人の過去の仕事を流し、政府高官から大手メディアのキャスターにいたるまでが故人を偲び、弔意を示し続けていた。 痛ましいかぎりのニュース…

内出血大サービス

遠足を待つ子供のごとく毎度楽しみにしている鍼治療を受け、帰宅して爆睡。 あまりに私の症状がしつこくひどいので、最近はたっぷり2時間ぐらいやってもらえる(料金は同じなのがすばらしい)。 この前は、鍼を打ったところが血管に当たって数箇所ひどく内出…

アンリ・サルヴァドール、モレーノ・ヴェローゾ

アンリ・サルヴァドールが来日してたなんて知らなかった、知ってたら行ったのに、と思ったら、六本木ミッドタウンのBillboard Live Tokyoでチケットが16000円とかいうことで、そんなのオペラかオーケストラ付きバレエの来日公演の値段じゃん。 六本木ってこれ…

石破茂防衛大臣

キ○いけど筋金入りで興味深い、などと褒めてる場合でなくなった。 高村が来るものかと思ってたのだが(この人はタカ派だけど、勉強してないところがちょっと安心)。 昨日、安倍元首相に再チャレンジをと書いたのは、人としてであって政治家としてではない。…

浜口京子よ!

アテネの時も今回もつくづく不運な選手だが、この勝負弱さ、オーラのなさと父親の存在は絶対に関係がある。 浜口京子よ、父親から心を離し、独りであることを知れ! この父と娘の共依存は、見ていてとてもいやな気分になる。 ジャンルは違うが、金原父娘にも…

安倍晋三よ!

午後5時、慶応病院における安倍首相会見。 蒼白な顔、深い隈、力ない目線、ますます不明瞭な発音と空疎な発言… 力なく、痛ましい姿を見るとつい自己投影してしまい、落ち込む。 今の病状が回復したら、安倍首相には「再チャレンジ」してほしい。 自分の能力…

ネオリベ批判ってなに?

巡礼地サンティアゴ・デ・コンポステーラのお土産をいただく。 ケルトの影響色濃い、馬上の人らしき図柄が面白いペンダント・トップ。 他の人は渦巻き模様や繁茂する樹木らしき柄のをもらっていた。 私も行ってみたいな、ケルト文化の影響が残るスペインの北…

気鬱の理由

気鬱になっている理由、わかりやすくいろいろ。 個人情報を巡っていくつか重なり、ひどく怯えている。 両腕に及んだ痛みが強いのみならず指先まで痺れていて、痺れが来るとこれまでもそうだけど自動的に塞ぎ込む。 安倍晋三のことを考えると、自分に似ている…

お父さんが嫌いやったから…

斧を振り下ろして殺した少女。 父を斧で殺すとは意味深。 「お父さんが死ねば平和になるのに」と皆が内心思いながら、そのお父さんに必死で栄養を摂らせたり、へろへろになって世話や尻拭いをする愚かな家族というシチュエーションのほうが文学的にはいけて…

田村隆一、ドストエフスキー、柳原可奈子

個人の名前

自分の名(固有名)にはことごとく縛られるという話(後輩と)。 固有名は所有と切り離しがたく結びついたものだから、姓にかんしていえば単純に家父長制とかいうレベルで「ムカつく」思いもあるけれど、よく考えれば夫婦別姓にしろ、ファーストネームのほうに…

シミ2

(女性読者もいると信じつつ) 夏の間にできてしまったシミにお悩みの方、あわててケアをするのにどの製品を選べばよいのか、迷ってしまう今日この頃ですよね。 特に年季の入った色白タイプは、ひと夏過ぎればメラニン色素が不定形に現れて、放置すると悲惨な…

シミ

すると、私の内部で何かが身ぶるいするのを私は感じる、それは沈んでいる場所から動き、上にあがってこようとする何かであり、非常に深いところで、錨のようにひきあげられようとした何かだ。私はそれが何であるかは知らない。しかしそれはゆっくりとあがっ…

宮古上布

宮古上布の歴史は450年前に遡る。 台風で沈没しかけた進貢船を救ったことで、洲鎌の与人・真栄が高位を授けられ、それに返礼するかたちで妻・稲石が藍染の布を織り、琉球王に献上したのが始まりという。 機織の稲石はまた巫女でもあった。 洲鎌ツルさんはそ…

安倍首相辞任

安倍晋三首相の行動には今さらオリジナルなコメントもなく、呆れ果てるばかりだけれど、私としてはどちらかというと衆院選までしがみついてほしかった。 これまで見てきたことから推し量ると、日本の選挙民はほんとに忘れっぽく流されやすい。 見栄えや押し…

個人情報保護法

警察絡みはつくづく神経が擦り減る。 個人情報保護法は誰の何を守るためにできたのか、ひとしきり考え、少し調べる。 そんなものできる前から警察は動かない、働かない。 働かないための方便ができてよかったというもの。 自分の馬鹿を棚に上げているのは重…

2007世界体操

水鳥寿思(何てロマンチックな名前なんだ)、個人総合で銅メダル。 オリンピック以来フォローしていなかったけれど、水鳥の演技は名前に似合って華奢で美しい。 冨田はいつもの安定感がなく、顔色も悪く、今日はどうしたんだろう。 地味だけどすごい種目だと…

ジャ・ジャンクー『長江哀歌』(中国、2006)

みんながいいという、噂のジャ・ジャンクーを観に行く。 なるほど長江のたゆたう青い水のロングショットは地形的な映像だけで歴史のスパンを感じさせ、アンゲロプロスを連想させる。 それに煙るような灰色の背景、崩落する廃墟の建物も(撮影監督はユー・リク…

台風

襟元からカブト虫が背中へ入り込んで取れないーとはげしく焦ったところで目が覚めると、部屋の屋根を豪雨が打っていた。 この部屋で雨の中寝ると舞台で満場の喝采を浴びている気持ちになれるのだが、台風の雨というのはひどく不安定なリズムなためそういう錯…

ちびバナナ誕生

ちびバナナ(3世)、1世の根元から生まれる。 一代目は4年ぐらい前、毘沙門天の前でごくごく小さいのを300円で買ったもの。 それが大きくなって一昨年ぐらい根元からちびバナナ2世が生まれて、株分けしたら巨大化して、私の身長をとっくに超えてる。 …

コンゴ・マジック

昨日出した宿題(論文)の合い間にインド式計算練習帳、全部終わる。 私は字義通りにも、比喩的な意味でも、計算がひどく苦手なのだが、これは便利。 たとえば5の倍数と偶数のかけ算の場合。 12×25だったら、まず12を2分の1にして6、25を2倍に…

事件のない夏

何もない夏だったなという気がしていたのだが。 初夏にテレビが発火したのを皮切りに、病院側からの入院の拒絶、手術の勧告と患者側の意味不明の拒否、いつの間にか水道管が破裂していて水道代17万円請求される、洗濯機のホースが突然抜けて畳の部屋まで水浸…